はじめに
警察官の昇任試験は簡単だ。高卒、大卒関係ない。勉強すれば誰だって昇任できる。*警部補までね。それ以上は社内政治だから💦
昔は署長になれば家が建つと言われ、裏金作りに余念がなかったようだ。副署長も署長になるために下々の時間外を削りに邁進していたそうだ。
実際にどうだから知らんが、年配の人に聞くとそう言った話をするのでそうだったのだろう。
今だってわからない。
昇任試験の問題を出版社に売って金儲けしていた幹部が全国にたんまりいたワケだし、(不祥事隠し、幹部は守ってもらえます!!)
今やっと昇任試験の問題も下々の警察官に公開されるようになった。幹部が甘い蜜を吸うのに本当は公開はしたくなかっただろうが・・・
それでも出版業者と警察官の関係はずぶずぶです。元警察大学校校長なんて肩書の人が問題集・参考書を監修していたり、きっと天下り先なんだろうな😁
まあさておき、警察官の昇任について簡単に説明するぞ。
昇任試験の難易度
誰でも受かる。バカ高校卒業の俺でも受かる。
まずは意外に思われるかもしれないが、
巡査部長
になるのが一番大変です。
みんなが「巡査部長くらいにはなっておかなとかな」なんて考えを持っているからね。
その分勉強してくる人が多いから😆
巡査部長も警部補も警部も正直難易度に大して差異はないです。
1次:選択問題、2次:記述問題、3次:けん銃操法、逮捕術等々、面接
俺は高卒だけど、1次で落ちたことない。1次受かると上司は「折角のチャンスだぞ」と鼓舞してきますが、全く響きません。
要領がいい人だったら合格ラインなんて容易く超えられる程度の問題しか出ません。まあ基本警察官って勉強できる奴がなるものではないと個人的には思っている。
俺自身、バカ高校卒業してどこに就職すれば【一番給料が高い】かと言う基準で就職先を選択した結果、警察官が残ってしまった。後悔だ。
2次試験は、事前に出やすい問題の回答の書き方を勉強しておけば受かる。
3次試験は出来レースだぞ。ほとんど差がつかない。直前に何回か練習して終わり。
昇任するメリットがない *注:個人的な見解です
警部補まで昇任した俺が言うのもなんだけどメリットがまるでない。
公務員の年収は、年齢によるところがデカい。
階級が上がったらからって、給料が高くなるわけではない。*ちょっとはあがるぞ。
年齢の高い巡査の部下の方が、俺より年収が高い。
金が全てじゃないだろうけど、俺は楽して金を稼ぎたいタイプなので階級を上げることに魅力は感じない。
よく幹部は、階級を上げると【仕事の幅が広がる】なんてこと言うけど、【仕事の量が増える】【責任が増す】、をいい具合に言い換えただけだ。
巡査部長にはなった方が良い
雑用の量が違う。巡査だと何かと使われるぞ。
あと昇任試験の都度、上司から「昇任しろ」と40歳くらいまで言われるぞ。*以降は諦められるので言われない。
巡査部長になっておけばとりあえずOK的な雰囲気です。
警部補になってよかったと言う人は俺の周りにはいない。警察学校から優秀な成績でどんどん上に行く奴は、違う考えなのだと思うけど。
俺みたいな、やる気がないのに階級だけ上がってしまった者から見ても【巡査部長】は部下に対する責任もほぼないし、なった方がいいぞ。
それでも昇任するメリットは・・・
本部勤務になったり、警視とかまであげれば、当直勤務につく役職から外れる。
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長生きできるぞ!!
誰も教えてくれないだろうけど、警察官は短命です。
公表されたら、さらになり手がいなくなるから、世に知られることはないだろうけどね。
ついでだが自殺する人数もだぶん公務員でワースト1位だと思うぞ。パワハラをはじめとする各種ハラスメント、仕事のストレス、職場環境がよくないからな。
しかし署長まで登りつめれば、最高だ。どんなバカで、能力がなくても、パワハラしまくっても、部下に指示すれば、その通りに動いてくれる。
時間外勤務させても、各課長、副署長がよしなになかったことにしてくれる。
長時間労働にならないように調整するぞ。自殺したら現代の基準で言ったら労災間違いなしだ。
あとは退職後の再就職先が違うぞ。関係機関のいいところに就かせてもらえる。警察官のOBとうネームバリューが必要なところはたくさんある。
ショッピングセンターの警備責任者とか、医療機関の警備責任者とかね。
医者だって人間だからトラブルだってある。そんな時に警察官のOBの登場だ。署長、副署長あたりで退職しているので現役の署長、課長あたりには全然ものが言える。
おわりに
いろいろ書いたけど、高卒、大卒関係なく昇任できるから高卒にはありがたい。
仕事の内容も大卒、高卒で違いなんてないしな。
だけどお金稼ぐだけなら、階級あげるより副業した方が100倍効率がいい。→ 公務員が副業したらバレる?バレない?
階級上げて、警察の仕事覚えても転職に役たつスキルはほとんどない。