これから警察学校に入校する方、どんな心境でしょうか?
訓練耐えられるかな?教官って厳しいのかな?
不安だらけの日々を過ごしているのではないでしょうか。
ネットで調べても訓練がすごい厳しいとか、「地獄」なんて言葉も出てきて調べれば調べるほど、考えれば考えるほど不安が大きくなって行きますよね。
そんな不安だらけのあなたに朗報!!
入校から卒業までの時系列に沿って、何が辛くて大変だったか、その対処法まとめてみたよ。
これから警察官になられる方の不安を和らげる事ができればと思います。
【入校前】何もわからない不安MAXのとき
私は高卒で地元警察ではなく、首都圏の警察官試験に合格したため、上京するかたちで警察官になりました。
高卒で警察官になられる方は、初めての社会に出るわけで、それだけでかなりのプレッシャーかなと思います。
今は、何も考えない方がいいです。
仕事始めればわかると思いますが、嫌な事や不安な事を考えても何も進みません。
入校前は、ランニングを毎日して最低限の体力を培う、読書でもして気持ちを落ち着かせて過ごしましょう。
とりあえず教官から怒られることは絶対避けられないので、心の準備だけはしといてください。
【入校当日】就職するところ間違えたと後悔
私は、地方からの上京組でしたので前日に入校しました。
4人部屋でしたが、私だけ1人が前日入校、テレビも携帯も何もない部屋で一夜を過ごす。
高校卒業したばかり、親元を離れた18歳の少年には、かなりこたえます。
不安で寝れないですね(T ^ T)
不安しかないなか入校当日を迎えます。
全員教場(学校でいう教室)に集められ、教官が部屋に入ってきます。
「気をつけ、礼」、当番が号令をかけるや教官が開口一番、
お前ら挨拶もできないのか!!
お前らの代わりになんていくらでもいる!!
ガチ切れされます((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
今後の生活で事あるごとにドヤされますので、慣れましょう(笑
私も生きてきた中でそんな怒鳴られたり、怒られたりする事がなかったので、
「なんだこの軍隊みたいなところは」
「辞めたいな」
と正直思いました。
そんなこんなで入校式までみっちり鍛えられます。
【入校式】たった数日で見違えた我が子に両親は感動!!
入校してから一週間程で警察学校の入校式が行われます。
それに向けて練習するんですが、ものすごく動きを統一します。
敬礼の角度や各動作が全員揃うまで、体が覚えるまで徹底的にやります。
返事も今まで出したことがない位にでかい声を出します。
私の入校式の練習の際は、空高くパイプ椅子が舞っていました。
先輩の代もやられたみたいでもうギャグみたいなもんです。
そんなこんなで極限まで揃った動作、覇気のある声、荘厳な警察学校入校式を目にした両親は、感動し、あなたが警察官になった事を喜んでくれます。
ハイ!!もう辞められません。
折角警察官になったんです。もう少しだけ頑張りましょう。
まだ警察官としての仕事していないんですから。これからこれから
【最初の一ヶ月間】外出泊禁止!!軟禁です!!
色々な授業が始まり集団生活にも1週間ほどでなれ、志を一緒にする入校同期と仲良くなります。
同期はホントに大切ですよ!!高卒の方は10ヶ月間も同じ釜の飯を食い、苦楽を共にする仲間です。
そして最初の一ヶ月間は警察学校の外に出れません。
私たちの時代は携帯電話持ち込みすら許されなかったので、アメリカと某国の戦争が終わった事すら知りませんでしたが、現在は大丈夫です。
携帯電話の持ち込みは全国的に可能な都道府県が多いみたいです。
持ち込めない警察学校は多分ですがないはず
私も全部確認したわけではないので、要確認を。
初めての外出泊の前には、給料が手渡されます。※最初の月だけ現金支給でした
最初の月は、期間がひと月に満たないので満額ではありませんが、今まで受け取った事がない十数万円という現金を手にします。
モチベーションあげていきましょう↑↑。あなたが頑張って警察官になった対価です。
そして待ちに待った外出泊です。
教官方が、
「ちゃんと帰ってこいよ」
と暖かい声をかけてくれます。
実家に帰り両親のありがたみを感じて下さい。
黙っていても、ご飯作ってくれて、掃除洗濯もしてもらえる最高の生活がそこにあるはずです。
でもそれも二日間だけ(T ^ T)また警察学校に戻らなくてはなりません。
辛い気持ちをグッとこらえて戻りましょう。
同期もきっと同じ気持ちです。
一ヶ月我慢できる人なら大丈夫、きっと同期も全員戻ってきますよ。
【その後警察学校での生活&試験】慣れてしまえば怖いものなど何もない
特に辛いのは最初の一ヶ月間だけ、その後も怒られたり、怒られたり、怒られたり、でも大丈夫。
人間の適応力は素晴らしい(☝︎ ՞ਊ ՞)☝︎
もう惰性で乗り越えられます。
担任教官は、やっぱり怖いですけど。それもあなたたちを一人前の警察官にするためにやっている事(そう思い込みましょう)。
あとは警察学校の座学の試験についてですが、これはもう暗記です。ただひたすら暗記です。
きっと卒業する頃にはほとんどのことを忘れているでしょうが、無心で覚えましょう。
数学なんかと違ってただ覚えるだけなので簡単簡単。
試験をして気づく事があります。みんな案外バカです。
試験勉強しないやつもいます。
そんな人たちに感化されないで下さいね。
成績悪いやつは追試もあるし、すごい悪ければ当然退職を勧められてしまいますよ。
【ついに卒業式】仲間との別れ、警察官としてのスタート
卒業間近になると仲間と離れるのもなんだか寂しくなりますね。
卒業とともにそれぞれ警察署に配置され地域課の交番勤務になります。
警察学校で学んだ知識はほとんど役に立ちませんが、警察学校で培った同期との絆、体力、精神力があなたの財産です。
これから一般人にすら「税金泥棒」、交通取締まりをすれば「こんな事してる暇があったら泥棒捕まえろ」等罵声を浴びせられる事があるでしょう。
そんな苦難を乗り越えるために警察学校での厳しい生活を送ったのです。
同期も全員所属が違えど頑張っています。
警察官を続けて辛いことや悩みがあったら同期に相談しましょう。
あなたにとってもっとも身近な警察官それが「警察学校同期」なのです!!
まとめ
いかがでしたか?
正直、警察学校の訓練が厳しいか厳しくないかで言えば、「厳しい」のが現実です。
しかし、今回の記事で書いたように警察学校の同期は、あなたの警察人生において最高の仲間になるはずです。
私も一人だったら警察学校での生活を乗り切る事はできなかったと思います。
警察官になりたいけど、「警察学校が厳しいそう」、「仕事が大変そう」といったイメージを持っていてなかなか一歩を踏み出せないみなさまへ、
全国で20万人以上の警察官が、警察学校での生活を乗り越えています。
そう考えると大したことではない気がしてきませんか?
心配しないでみんな警察官になりましょうよ(笑
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おかげさまで当サイトも10000人以上の警察官志望者に閲覧されるまでになりました。