はじめに
「科捜研の女」の影響か、科学捜査研究所(科捜研)が捜査をしていると思われがちだ。
実際に捜査しないぞ。こんなこと書くと怒られそうだが、そうなのだから仕方ない。
あくまで鑑定するだけだ。
現場でお会いすることはありません
まず現場で会いません。
テレビに映ってるのは鑑識の人です。
過去殺人現場に来て、現場でルミノール反応かロイコマラカイトグリーン反応だか忘れましたが、刑事幹部と一緒に見に来ていたことはありますけど。*科捜研の幹部の人です。
「おおおー」なんて、みんなして感嘆の声をあげていました😅😅
ただの興味本位としか思えません。現場100回なんて刑事の格言がありますが、科捜研の方が現場見て何するんだ?って感じです。
捜査をすることはありません
「科捜研の女」の影響で、科捜研の職員が、現場に赴いて証拠品を見つけたり、自ら進んで色々な捜査をしているといった間違った認識をされています。
現場に来ないのだから捜査できるワケないでしょ?
現場で証拠採取するのは主に鑑識の仕事です。
「科捜研の女」で防犯カメラの映像を解析している場面で、コンピュータを使っていとも簡単に犯人を割り出していました。
んなワケあるかい💢💢地道に捜査員が目視で解析するんだよ。
じゃ何が仕事かとう言うと・・・・・
結局【科捜研の仕事】とは?
警察官が入手した資料(証拠品)を鑑定することです。
これにつきます。
そもそも鑑定するものも事前に科捜研と協議します。警察官が指定したもの以外独自で捜査や解析することはありません。
書面でお願いしないと鑑定だってしてくれません。
元科捜研の職員のコメンテーターが、絞殺や縊死(首吊りなんか)だと歯が赤くなると堂々と発言されていましたが、ただの知識です。
死体だってろくに見たことないです。ハッキリ言って。
何百体と死体を見て来ましたが、実際に見たことないです。
コメンテーターなんて発言の内容より、誰が(身分や立場)発言したかが重要なんでしょうけどね。
ドラマの影響からか、警察官と一緒になって捜査している印象のある科捜研ですが、実際は全然違うよって話でした。