はじめに
いち地方公務員である警察にもお国からペーパーレス化、脱ハンコ化を進めよとお達しがきたが現状は・・・
捜査書類はハンコだらけ
そもそも警察官が作成する捜査書類は署名横から、訂正、割印まで盛り沢山だったわけですがどう変わったのか・・・
何も変わりません。これは仕方ないことなのです。
刑事訴訟法、犯罪捜査規範やらに「署名押印しろやって」明記されているんで、法律変えなくちゃだし、警察がいくら騒いでも検察があるので勝手に変えられないし、検察は裁判に風呂敷で包んで書類持ち込むような機関なので難しいです。
ペーパーレス化、脱ハンコ化が進まないのは、司法機関に大してメリットがないからです。
逮捕状とるにしても、犯人検挙し書類送致、身柄送致するにしても全部警察が書類を届けてくれる。
例えばですが、尿を出さないシャブの被疑者を何とか足止めしてるのに、書類作って裁判所持ってて、令状が発布されたら現場に持ってて、ぜーーーーんぶ警察がやることだから、裁判官にとっては紙でくるかデータでくるかだけの違いなのでどうでもいいんだろうな♪(´ε｀ )
逮捕状請求とかはデジタル化されるようだけど、どうなることやら・・・
DXが進まないので簿冊管理です
DX（デジタルトランスフォーメーション）って言葉の意味を知らない職員だらけ、若手は違うと思うけど、間違いなく５０歳代後半の人たちは用語すら知らない人がいるのが現状。
デジタルカメラ、車両、無線機、勤怠、その他もろもろ全て簿冊や紙での管理です。簿冊には当然ハンコ。これはほとんどセットです。
これでもかって確認印や決裁印。
手続きに手間がかかろうが、収入に影響を与えないので改革しようとする人は出てこないだろうな。
本部長が言えば、鶴の一声で変わる可能性はあるけどね。
世の中の進歩に全くついていっていない。
DXを阻むもの→よくわかっていない人達に決定権がある
知識もない、お金も税金、何だかよくわからん人が業者とやり取りし、莫大な費用が投入される。
導入されたシステムは使い勝手が悪いものばかり、しかし改善されることはない。
色々な情報が共有されないシステム。
そもそもどんどんアップデートするべきソフト開発で、仕様を少数で決めて発注して完璧なものができるわけないのにね。
少数の優秀な人？が決めたものを長年にわたり使わなくてはならないので大変です。
ITゼネコンの牛耳る世界。警察のパソコンもずーっと同じ所の使っていたりするからな。NECとか。
警察で使っているシステムってどこが開発してんのかな？俺もよく知らんがな。
おわりに
じゃー何も進んでいないのかというと、世の中から１５年位遅れて物事が進んで行ってます。
年休取得するのに自分の押印は無くなったぞ！！決裁印は残ったけどな。
これも少数の優秀な人？が取りまとめた結果です。
落とし物受理すんのも俺が警察官になったばかりの頃は、手書きだったからな。
警察って最新の技術が導入されてそうなイメージですが、全然導入できていない。