令和の警察学校【平成とは違うんだな!!】

警察学校

どうもです。最近まで警察学校の教官をされていた方とお話をする機会がありました。

聞いてマジでビックリしました!!

自分たちが過ごした警察学校と全然違うじゃありませんか!!

だからと言ってこのブログの他の警察学校の記事が参考にならないわけではありません。

本質は変わりません。厳しく無いことはないです。残念!!

と言いつつも昔(平成)と比べてだいぶ楽になってきていると思います。

警察官になりたいけど警察学校の生活が不安なboys&girlsの為に俺が過ごした警察学校と令和の警察学校がなんで違うかまとめてみたよ。

退職率の低下

だいたい俺が過ごした時代の退職率は、

20パーセント前後

大卒で5ヶ月、高卒で10ヶ月間でこれだけのパーセンテージで辞めていく人がいたのだから、なかなか耐え難いところだったんだなと思います。

怖い(ヤバい)教官が担任だったりすると入行当時何クラスかあったものが、辞める人が多すぎて他のクラスと合併なんて期生もちらほらありました。

そんじゃー今現在の退職率はどれくらいかと言うと、

5パーセント前後

どんだけ辞めなくなってんだい!!

更に直近だともっと低いみたいでほとんど辞める人がいないようです。

なんでこんなに辞めなくなったかと言うと、辞めてもらっちゃ困るんですね警察組織としても。

だから警察学校も昔みたいにぶっ飛んだ指導をする教官も少なくなってきたんです。

どこの企業もそうでしょうが、人材確保が難航する時代です。

俺らなんかの時代は今よりもっと不景気で、就職氷河期時代は、公務員ですし当然警察官も大人気で、採用倍率20倍から30倍くらい(この前同期と飲んだ時に確かそんくらいあったんじゃねーみたいな話に。数的根拠は本職らのうっすらとした記憶です)ありましたから、当時の教官が言っていた、

お前らの代わりなんかいくらでもいる。

と言う言葉もあながち間違いではなかったなと・・・・・

じゃ今はどのくらいかと言うと、

3倍(´∀`=)

あれれ(;´Д`A

ちなみに男性警察官のものです。女性警察官は今も昔も倍率高いです。優秀です。

3倍だと、ちょっと勉強して何回かチャレンジするヤル気があればなれてしまいそうな気がしませんか?

個人的にはヤル気がある奴が受かるんだから全然問題がないように思えるのですが、そうならないのがウチの組織。

優秀な人材をより多くの受験者から選定しなければいけいないと言うことで、警察官募集もノルマとして下々に襲いかかってくるのです(T . T)

いつも採用試験の時期になると話になるのが、現在まさにこの組織に属し働いている俺たちが、嫌でも仕方なく働いているのに誰に勧めればいいんだ?

「募集しろ!」ばっか言っていないで、他人に勧められるような職場にぜひしてもらいたいところです。 

ちょっと長くなりましたが、要はただですら警察官のなり手がいないのに警察学校でそんな辞めさせてどうする!!ってことになり、育成に重きを置き始めたってことです。

学生に教える教官と言っても所詮警部補ですから。(そう言う俺も警部補です)

ここでは省略しますが、警部補なんて大して優秀じゃなくてもなれちゃいますからね!!

※学校の教官は割と優秀じゃないとなれないですが、それでも人間性とか別問題、ダメな教官だっていますよそりゃー、だって人間だもの!!

俺仕事やる気無いし、勉強もほとんどしてないですが、昇任していますんで・・・・( ´Д`)y━・~~

警察学校の生活の見直し

情報がすぐに広まってしまう時代ですからいい加減なことが出来なくなったってとこでしょうか。

採用のパンフレットやウェブサイトを見てもらえばわかりますが、警察学校のタイムスケジュールって授業が終わったあと自由時間なんですよね。

それ嘘でした2、3年前まで。

毎日集団走や柔道、剣道、逮捕術!!

だって一週間の課外の予定を担任教官に提出しに行ってました。

金曜日は早く外出したいから、何も訓練予定入れないと教官から「何もやらないの?」とプレッシャー!!

確かに嘘を書いちゃダメですよね。

そんなんでやっと10年以上の時を経て、課外の時間は、真の自由時間となりました。

あとは深夜研修と言うのがありまして、真夜中に起きて学校の門で立番、学校内の警戒を2時間くらいして次の班と交代、翌日も通常通り朝起床。

名目は無線機の使用方法の訓練、あとは

模擬爆弾

と言われるとんでもない物が車の下や渡り廊下の屋根などに隠されている時があるのです。

空き缶に油性マジックで模擬爆弾と書かれただけのこの物体を見つけられなかったら最後、怒られます。

マジでこんなもの見つけられるわけないだろう💢

これも廃止になりました。

何でも警察学校と学校の名を冠していますが、勤務なので金を支払わないのは違法らしいので。

あとは教官が勝手に個人部屋に入って机の上やブラインド、床、ありとあらゆる所のホコリを掻き集め、その1箇所1箇所に付箋を貼っていき、清掃が行き届いていないと指摘し、怒られます。

これも廃止になりました。

入校時期の名物風景である教官室での怒号もなくなりました。

基本教官室に入ることがなくなったようです。

授業に必要なものなんかを教官に聞きに行かなくてはならなかったのが、今では授業の終わりに次の授業に必要なものを伝えるそうです。

ホントにこれがなくなったのは大きい。

俺も学校時代に教官室入るのホント嫌でしたからね。

教官が席にいないから不在だと思って帰ろうとすると端っこの方にいて、「どこ見てんだ!!」と怒られたり、そもそもデカイ声で申告して入退室しなくてはいけないのがホント無駄だと思っていました。

デカイ声を出すことに慣れる為らしいです。アホか。

その他諸々、携帯電話持ち込めるようになったり、個室になったり、生活環境は確実に改善してます。

※注意が必要なのは警察はちょー階級社会です。上が方針を変えればすぐに警察学校も変わってしまうことです。

やっぱり元に戻りました!!

令和2年3月現在の警察学校の状況について若い巡査に再確認!

上記「警察学校の生活の見直し」に記載された内容はほぼほぼ復活しているそうです。

m(._.)mすいません・・・・・・・調査不足でした。

一時期なくなったのは事実みたいです!!モンスターペアレントに言われて渋々止めていた時期があったみたいです。

どこの都道府県の警察学校かは明かしませんが、頑張ってくれい!!

仕事をするということは「上司の不条理に耐えること」です!!

その不条理が警察学校には詰め込まれていますんで、耐え忍ぶしか方法はありません。

逆に言えば耐え忍ぶだけで万事解決するんで、そう考えれば大したことはないはず。

全国20万人以上の警察官が耐えられたのできっと君にも耐えられる。